講演会~ベトナムに魅せられて~

この記事は、2020年1月17日に協働・連携ポータルサイト「つなぐっどKAWASAKI」で公開されていたものを転載したものです。

プレゼンターは黒江乃理子さんとベトナム人留学生のヴー・ディン・ズーンさん(男性)とグエン・ドゥー・トゥー・トゥーさん(女性)。黒江さんは「かわさきベトナム人留学生支援会KVSS」の代表です。プレゼンテーション内容はベトナムの歴史、観光地、地方・都市の様子など。さらに人口構成の日越比較では、まず高齢者比率が対照的。ベトナムは若者が多いのです。総人口は1億2千万人強の日本と9千600万人強のベトナムとの差は約3千万人ですが、今後差は徐々に縮まり、2040年には逆転する見通しです。成長の躍動感を感じさせてくれるベトナムを紹介する内容に聴衆は引きつけられていました。

黒江さんとベトナムとの縁は23年になります。その継続的なかかわりを頼ってベトナムからの留学生が川崎に集まるようになったといいます。現在、川崎在住のベトナム人は約3400人でその約1600人が留学生のようです。留学生たちの勉学と生活費を得るアルバイトの両立を支え、不安定な生活・文化面での支援をするのが「KVSS」の活動です。黒江さん自身が経営するベトナム料理店は留学生たちの交流の場にもなっています。「留学生たちから感じ取ることは『ベトナムの人の熱意と向上心』。目上の人への尊敬、団結心の強さ、積極的な行動力、プラス思考、感謝の気持ちなどから受ける感動が支援を継続する力です」と語ってくれました。


多文化共創連絡会議

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